この日記のようにつづられたコラム(バス釣り公論)は、非常に説教じみた口調ではあるがそれは決して傲慢さの表れではありません。

このコラムは、自分自身へのメッセージであり、問いかけです。バス釣りと必要以上に真剣に、馬鹿正直に向き合った男の独り言なのです。

他人の独り言に興味などあるはずもないだろうが、バス釣りという深い沼にはまってしまっている同志であれば、共感できる部分も少ない無いだろうと思うところ。

同じように悩み頭を抱え学び、そして時々喜びを感じた経験があるならば、楽しんでもらえる側面もあるのではないだろうか。

「公論」とは、一般的に「世間一般の人々の意見。公平で偏らない議論。正論」という意を持つ。しかし、ここで述べられていることは、決して一般的な意見や正論ではありません。

あくまでも、「個人的な意見・感想」であり「反省」です。それはアイロニーでありパラドックスです。釣りバカをこじらせた男の勝手な講釈を、目くじら立てず、時に面白がって眺めてもらえれば幸いです。

また、あわよくば同じ体験をした同志の役に立つ側面がわずかながらもあることを期待したいと思います。

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